外壁や屋根の塗り替えをする場合、まずどの塗装会社に依頼するかを検討することになります。
たくさんの塗装会社がありますので、どこに頼んだら良いのか迷ってしまうことがあるかもしれません。
いくつもの選び方のポイントがありますが、その一つに一級塗装技能士の有資格者がいるかをチェックするという方法があります。
一級塗装技能士とはどのような資格なのか、どうして有資格者がいる塗装会社に任せると安心なのかを考えてみましょう。
一級塗装技能士の資格を取るための条件
一級塗装技能士とは、国家資格の一つで技能検定制度によって定められているものです。
この資格を取るためには、まず受験要件を満たす必要があります。
誰でも受験できるわけではなく、塗装に関する実務経験を7年以上積んでいることが求められます。
そのため、資格取得者であれば、自動的に長年の経験を持つベテランの職人であると分かるのです。
その上で、資格を取るにあたっては学科試験と実技試験の両方に合格しなければなりません。
合計50の問題が出されることになっていて、塗装材料や関係する法律、色彩について、塗装一般について、建設塗装法などの項目に分かれています。
一級塗装技能士は、建設分野だけでなく噴霧や金属、木工などの5つのジャンルに分けられていて、それぞれ出される問題の詳細は異なりますが、100点満点中65点以上を取らないと合格できません。
実技試験では、実際の工事を想定したもので、下地を均一の面にするパテ作業や、色を決める調色、実際の塗装作業であるハケ塗りやスプレー塗装、玉吹きなどの実技をしていきます。
単にきれいに仕上がっていれば良いというわけではなく、どんな道具を使うのかも見られていて、100点満点中60点で合格となります。
これらの2つの試験を行うわけですが、合格率は例年50パーセントから60パーセント程度となっています。
実務経験が豊富なベテラン職人が受験するということを考えると、試験がとても難しいものであることが分かります。
一級塗装技能士がいる塗装会社に工事を依頼するメリット
こうした難しい試験を突破して一級塗装技能士の資格を持つ塗装会社に工事を依頼することには、いくつものメリットがあります。
そもそも塗装工事というのは、特に資格がなくても良く、極端に言えばほとんど技術も知識もない人であっても施工することができます。
そのため、どうしても塗装会社によって塗料の選び方や工事のやり方、仕上がりの質などにバラつきが出てしまうのです。
しかし、建設業界に詳しい人ならともかく、塗装工事を依頼したことがあまりない方の場合、どこが優れた塗装会社かを見極めるのはかなり難しいものです。
そこで、一級塗装技能士がいるかどうかを、塗装会社選びの一つの判断の基準にすることができます。
有資格者は、いわば公にその技術や経験、専門知識が確かにあるということを証明された職人ですので、工事の質について安心できるわけです。
もちろん、実際の外壁や屋根の塗装は何人もの職人が一つの現場に入って作業をするわけですから、すべての工事を一級塗装技能士が担当するわけではありません。
しかし、技術の高い職人がいることで、しっかりと現場全体を監督して、仕上がりの質の高いレベルを確保できるように見守っています。
他の資格を持っていない職人が施工して、たとえちょっと仕上がりのレベルが低いとしても、そこを一級塗装技能士が見つけて修正していきますので、最終的には良い仕上がりになることが期待できるわけです。
また、高い技術と経験を持つ有資格者は、若手を含めて周りの人を指導、研修するよう努めています。
自ら手本を示すと共に、微妙な作業のコツなどを教えることで、会社全体のレベルアップがなされるのです。
また、一級塗装技能士は塗装に関する豊富な専門知識を持っていますので、お客様からの疑問に的確に答えることができるのもメリットです。
工事を始めるにあたって、外壁や屋根の色や塗料の選び方、予算と質のバランス、どのくらいの耐久性があるかなどをしっかりとお伝えすることができ、お客様に納得していただけます。
外壁塗装はどの塗装会社に頼むかということだけでなく、工事の内容についても決めることがいくつもありますが、頼れるプロがいると安心して工事を任せることができるのです。
町田市の常進塗装には、こうした信頼できる一級塗装技能士が在籍しています。
高いレベルでの外壁塗装・屋根塗装を行うことができ、お客様に満足していただいています。
お客様の要望をしっかりとヒアリングした上で、住宅の形状や使われている外壁のタイプ、予算などに応じて適切な塗装工事についてのプランを提案していますので、安心して工事を始めることができるはずです。
まずは気軽に相談していただいて、疑問に思っていることなどを話し合うことで、理想の家づくりをするためのベストの選択肢を見つけられるでしょう。
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